2010年10月24日

2010年10月18日

懐かしさの原因


この間昼食を一緒にとっていた荒木との会話において。
突然「映画の、ハチミツとクローバーって見たことある?」と聞かれびっくりした。
つい最近その映画の事思い出したことがあったので。
「あるよ!」と答えて、お互いその映画に抱く特別な視点があることが共通していて、さらにびっくり。


私はその映画を映画館で一度見たきりで、断片的にしか覚えていないし、感動したとか、特別感情移入したわけでもないのに、
その後その断片が急に頭に浮かんできては、
「懐かしい」気分になるということが、私も彼女にもあること。しかも、映画と同じ様な体験をしたとかでもなく、見たことも
ない風景なのに、その「懐かしい」の由来は本当に謎である。ちなみに見た当時私は浪人中の夏。


だけど、荒木には一つだけなんで懐かしいのかわかっていることがあるんだ。すごくうらやましい。


それは、
予備校のとき、一度も話したことはないけどときどきデッサン中に後ろに立って絵を見に来る子がいて、荒木もその子がすごく上手い
ので見に行ったりして、その子が「真山役」の加瀬亮によく似ていて、講習会でクラスが違って階も違うのにわざわざ降りてきて
まで見に来たりして、「だからよく覚えてる、その子はもう私のこと覚えてないかもしれないけど」


と、聞かせてくれました。
なんか頬が染まっちゃうようなこのエピソードを皆にもおすそわけしたくて。
本人に承諾は得てませんが。













2010年10月9日



この作品を作ったときの気分が思い出せなくて困っている。

この作品がよかったというわけでなく、完成までの道程にスカッとした気持ちよさ
が漂っていて、そういう潔さみたいなものが今の自分にはないようだ。

多摩美はほんとうに自然が豊かで、季節の移ろいがきれい。
前期は、中庭の芝生に足を投げ出してアイスクリームを皆で食らって、
空を見上げて、芝生の照り返す光に目を細めて、というのが授業の大半だったように思う。
もちろん、たくさん描きもした。大人になってからあまりしないこと。真剣な落書き。





とにかく中庭からの光が眩しかったな。うん。



2010年10月8日

metaphor


なかなか終わらない

いいのです

今までのツケの分ですから。

2010年10月2日

To K


ここ数年、この季節になるとなぜだか1年生の時のことを思い出すんだよ
急に1年生のときの気分とか空気感とか、そのときまわりに居た人とか
よく行ってた共通教育棟とか、頭によぎるんだよね
それでさ、なんか追いつめられた気分になるっていうか、悪い意味じゃなくて、
なんかきゅうーとなるっていうか、あー待って待ってとか
なにかが愛おしいけどそれが何かはわからなかったり


秋は目に見えて寂しい季節だなって思うし、秋雨なんてしょんぼりしちゃって嫌だけど、
空調いらずの部屋の感じとか、実は夜が一番きれいなのは秋じゃないかと思ったり


こういう気持ちをさ君みたいに、的確に、かつ小気味良い言葉でさらりとした文章に還元
できれば良いのにって思うんだよね。自分の気持ちを活字に置き換えたものって自分で
好きになれない。
誰かを描写するのは割と好きなんだけどな。


ということで最近の君は髪の毛がつやつやでなんか色っぽくて、誰かのために
そうなんだけど、その誰かは誰もわからない
と思う最近の私です。


P.S.今日小花柄二人で着てきたのに