2011年11月19日

いつか君とマリッジブルー

とてもマリッジブルーです。
自分のことではなくて、友人とも呼べないけれどとても好意を持って接していた女の子の話です。
結婚の話は人づてに聞きました。


ゆいのうも済ませた、というところまで耳に入りました。


きっと本人たちにとっても、とても急な展開だったにちがいありません。


メールを入れてみようか迷いましたが、仕事も何日間か休みをとっているようなので、
今は何もしないでおきます。もっと早いタイミングでなにか私から聞けたかも知れなかったけど、
好きな人ほどしっぽを振ってすりよって行けない質なので、いずれも一人でじたばたする羽目なのでした。


彼女は私と同い歳です。
いま、どんな気持ちなのか、うれしいのか、びっくりしているのか、ただいろいろな手続きや形式的な事柄で忙しいのか、


そのことを考えると、なぜだかとてもたまらなくなります




今年の9月にも、小学校の頃から仲良くしていた友人の、花嫁姿をみました。
わたしの知っているあのこが、その昔からよく知ってる笑い方で、お姫様みたいに綺麗に着飾っていて、ぐしゃぐしゃに泣いてしまいました。
誰かも言っていたけれど、きれいな花嫁さんになった彼女はどこかとおく手の届かない存在になってしまうような感覚にも襲われました。


それとその式の間に、高校も別で疎遠になり、育った街から自分が出てしまってからは一度も会っていなかった小、中学の友人にもたくさん会えました。


小学校のというと、今の自分にとっては幼馴染みと呼べるような子達。


元気なのかい?ゆみだよ、わかる?って声をかけてきたその子がもうお母さんになったと聞いたのは2、3年前で、すごく知ってるのに、すごくきれいになっていて、話し方なんて小学校の頃から変わってなくて(〜かい?がとても懐かしかった。)、なのにトーンがもうお母さんで、


その綺麗さと言ったら、息をのむというか、


もちろん披露宴の場なのでみんなキャバ嬢のように盛ったセットとドレスなんだけど、


そうゆう大人のお化粧とかではなくて、


彼女の周りだけ何か静かで、式の間何度も振り返って見てしまう、ぐらい。










女がポケモンみたいなもので、進化して姿を変えていくとしたら、私はそのとき
女の最終形態を見たんだと思う。


お母さんになった彼女。








なんなのだろう、結婚と出産。よく知っているあの子を遠くへ連れ去ってしまう。
たぶんもう戻ってこれなくて、こちらからも行けない国みたいなもの。


おめでたいことで、それが本当にそうであって欲しいけれど。